建築現場から

100年住宅のリフォーム 現場から

2008.07.22

100年住宅のリフォーム工事が完了しました。
長年に渡り天井で隠されていた丸太梁が
リビングの吹き抜け天井に堂々とその姿を表しました。


白い天井に、淡いベージュ色の麻入り珪藻土で仕上げられた壁。
天井に設けたトップライトからは
程よい光が差し込んで丸太梁を引き立てています。
リビングの片隅に耐火煉瓦を積み、そこに設置された薪ストーブも
クリスマスの頃には、薪の炎でお部屋全体が暖められて
身も心も癒される事でしょう。

ランドリーだった場所もリビングと一体化したキッチンに変わりました。

奥には、押入れだった場所が収納として生まれ変わり
以前の暗くて低かった天井のキッチンと比べると
光も十分に差し込み機能性に優れ使いやすくなりました。
水廻りなので、ゆかはタイル仕上げにしました。

北側にあったキッチンが移動した跡は
ユニットバスと洗面脱衣に造り変えました。


洗面脱衣の床は、清潔感のあるタイルで仕上げ
壁と天井は檜板を張る事で調湿性確保し
さらに檜の香で癒しの効果が期待できます。
又、床暖房が完備されています。

以前の玄関は、床までの高さがあったので上がり難かったのですが、
お客様から預かっていた欅材を
踏み板・框・床板に加工して、段差を少なくすることで
上がり下りが、とても楽になりました。


下駄箱も欅でつくられています。
又、コンクリートだった床は、150角のタイルで仕上げることで
玄関をより引き立てています。 

4月1日に着工し、6月中旬で完成の予定でしたが
工事が思うように捗らずに遅れてしまい
お客様にはご迷惑を掛けてしまいました。
しかし、仕上がりにご満足頂けた事で
私も、仕事をさせて頂き感謝しております。
新しくなったお住まいで、
末永く幸せな生活を送られます事を願うばかりです。